理事長 利光 康伸
本学園は昭和4年(1929年)、伊東静江によりカトリックの精神を基とする教育理念のもとに創立され、その高い志を受け継がれた歴代の理事長・学園長をはじめとする諸先輩の皆様、地域の方々も含め幅広い関係者の皆様のご努力、ご支援により、総合学園として発展してまいりました。キリストの教えである愛の心を育み、『信じ、希望し、愛深く』を糧とする建学の精神は、現在のように変化の激しい時代においては一層必要とされる教育理念であると考えております。効率性への対応は当然重要ですが、同時にそのような理念に基づいた『心の豊かさ』を育み、知識と情操のバランスを重視する聖セシリアの教育こそが、充実した人生の実現のために求められるものであると思っております。
周囲の社会情勢、環境が大きく変化する現在、創立当初から今日まで90年にわたる特色ある伝統と建学の精神を継承しつつ、新たな発展へ向けて努めてまいる所存でございますので、何卒よろしくお願い申上げます。