聖セシリアの教育環境
キャリアプログラム
「いまと未来をつなぐ」進路指導

 自己を知り、未来を描く生き方を考えます。

 

聖セシリアの進路指導

聖セシリアの進路指導では、生徒の自己発見や理解を助け、正しい進路設計ができるようにサポートしていきます。生徒はキャリアプログラムのさまざまな取り組みを通して、その適性・能力を模索し、伸長させながら、意欲的に自己の将来について考えていきます。
多くの生徒が進学を希望しますが、教科指導による「力」の伸長と、キャリアプログラムを軸に、日々の生活における「心」の成長が一体となることで、総合的な進路設計を考えていきます。
聖セシリアの「力と心の調和」をめざす精神は、この進路指導にも具現化されています。

 

キャリアプログラム

キャリアプログラムは、前述の本校の進路指導のあり方にもとづいた、聖セシリア独自のプログラムです。
中学・高校時代の6年間においては、「正しい価値観を形成し、それにもとづいた人生観・社会観を養成する」こと、それらの上に立って「進路・進学への主体的な姿勢をつくり、必要な努力を積み重ねる」ことが追求されます。キャリアプログラムでは、前者を「マクロな指導」、後者を「ミクロな指導」として取り入れ、「マクロからミクロへの指導」を展開していきます。
キャリアプログラムは中学1年生から高校3年生まで、継続実施されます。

 

 

【実施項目と主な内容】
中学1年 進路を考えていく方向性を知る

●種蒔きのたとえ話 ●中学3年生を招いて

 

種蒔きのたとえ話 一人ひとりの心の在り方について考える
中学3年生を招いて 身近な上級生の姿から、セシリアの生活への夢を膨らませる
中学2年 進路に対する憧れをもつ

●A Fox and Grapes ●職業調べ ●Dreams come true part1 ●高校3年生を招いて ●憧れの職業

 

A Fox and Grapes 夢を持ち続けることの大切さを知り、キャリアガイダンスの概要を知る
職業調べ 身近な職業人にインタビューし、働く人々の生き方を知る
中学3年 将来の夢、希望を思い描きつつ、自分を振り返る

●企業見学 ●Dreams come true part2-4 ●自分の適性について ●女性と仕事 part1

 

企業見学 複数の企業にご協力いただき、社会における企業の役割と使命を知り、働くことの意味を考えます。企業で活躍する女性に着目し、「女性と仕事」についても考える機会とします。
女性と仕事 クラスディベートを通して自分の生き方を思い描く
高校1年 文理選択に向けて自分を知る

●進級オリエンテーション ●キャリアガイダンスの扉 ●種蒔きのたとえの話 ●A Fox and Grapes
●学習法ガイダンス ●適性テスト ●学習計画の立案 ●実力テストⅠ~Ⅱ ●文系・理系社会人講話
●上級学校と学問分野①~② ●合格へのパスポートⅠ~Ⅱ ●スタディーサポート ●スタディーサポートの結果から
●進路ガイダンスⅠ~Ⅴ ●適性検査 ●選択教科ガイダンス ●1学年の反省

 

文系・理系社会人講話 各分野で活躍する女性社会人より、進路決定から現在に至る様々な視点での講話を聞き、自分の将来像をイメージする。

 

保護者参加プログラム
●保護者会
●保護者面談Ⅰ・Ⅱ 
●保護者進路ガイダンス

高校2年 夢、望をより具体化する方法を探る年

●進級オリエンテーション ●評定平均値の算出Ⅰ~Ⅱ ●私立大学の入試を知ろう 
●模擬試験を解こう ●大学ガイダンス ●実力テストⅠ~Ⅱ ●学校見学について
●学校見学レポート発表 ●スタディーサポート ●スタディーサポートの結果から
●実力テスト結果分析Ⅰ~Ⅱ ●進路情報入手方法(マナビジョンの検索)
●選択教科ガイダンス ●進路スケジュール ●大学入試問題を解こう
●調査書について ●後輩に贈る言葉 ●2学年の反省

学校見学レポート発表 夏期休暇中に見学した学校のレポートを発表し、相互に情報を提供し合う機会とします

保護者参加プログラム
●保護者会
●保護者面談Ⅰ・Ⅱ 
●保護者進路ガイダンス

高校3年 進路獲得を念頭に自分を鍛える

●進級オリエンテーション ●私の学習方法 ●実力をどこまで伸ばせるか ●進路ガイダンスⅠ~Ⅲ
●生活習慣の見直し ●自己を見つめて ●メンタル・タフネス ●希望進路の検討・調査
●サマーセミナー事前研修 ●サマーセミナー ●夏の学習計画 ●進路確認書の提出
●自己理解 ●大学入学共通テストガイダンス ●志望校決定に向けて ●受験応募願の提出(受験校の決定)
●受験日程の確認 ●受験期の健康管理 ●受験当日の心構えと準備 ●出願準備と手続き
●今後の日程 ●自宅学習許可期間 ●在校生への手紙 ●卒業準備期間

 

実力をどこまで伸ばせるか 模擬試験のデータや評定平均値を算出し、自分の学力を客観的に把握します。
自己を見つめて 今まで何を学び、どんな活動をしてきたのかを振り返り、今後どのような学習活動に力を入れたいかを明らかにします。

 

保護者参加プログラム
●保護者会
●保護者面談Ⅰ・Ⅱ
●保護者進路ガイダンス

「幸せな人」として卒業後の社会を生きる

進路状況~進路状況
[ 合格先一覧(抜粋) ]

2024/5現在

[ 進路状況 ]

[ 主な推薦指定校 ]


先輩からのメッセージ
先輩からのメッセージ

C.Nさん 法政大学 国際文化学部 国際文化学科

私は6年間セシリアで学ぶことができ、本当によかったと思っています。自分の視野を最大限に広げることができたからです。昔から英語に興味がありましたが、授業を受け、中でも経験豊かな先生方のお話を聞くことで、興味が一層深まりました。いつもやる気を引き出し、背中を押して見守ってくださる先生方は家族のようで、その温かい環境の中で自分を見つめ、人生設計をすることができたから、私はセシリアを卒業した後に、留学という夢も叶えることができました。望めばどこまでも成長できる場所、それが私にとってのセシリアです。

S.Hさん 早稲田大学 文化構想学部 文化構想学科

大学生活の初日、私はカルチャーショックを受けた。大学の入学式で、総長がリーマンショックについて話し始めたのである。セシリアでは、式典の際、愛について、祈りについて、神についてというように精神的な話を内容としており、私はそれを当然と受け止めて育ってきた。確かに、実利的なことは今後生きていく のに必要な話だろう。ただ、私が受けたセシリアでの教育では、実利以前の精神面を大切にしていたように思う。セシリアは、私にとって人格の基礎となる部分を育ててくれた場所だった。

M.Eさん 上智大学 文学部 新聞学科

「幸せな女性になってください」入学の時に校長先生からいただいた御言葉は今でも私の中で大切な指針となっています。自分の望む道を夢に向かって歩み続け、自分自身が輝くこと、それが人を幸せにし、社会に貢献できる人になることへのステップだと学びました。たくさんの学びの中で、私は言葉の持つ力を知り、報道という形で、今生きている世界を伝えるという夢に出会いました。この夢に近づくために、今私は大学で勉強を続けています。セシリアでの学び、すばらしい先生方や友人達と出会えた幸せに心から感謝しています。

A.Oさん 青山学院大学 教育人間科学部 教育学科

私は水泳クラブに6年間所属していましたが、そこは体力的だけでなく人間的にも大きく成長できる場でした。一生ものの仲間や、家族のように近い存在の先生と出逢い、それが今でも私の支えとなっています。卒業してもセシリアは安心して戻れる場であり、居場所です。夢や目標に向かい、お互いに切磋琢磨できる環境におかれていたことで私は刺激を受け、自信を持って自分の夢を追うことができ、現在、人生の核となるものを得ることができたセシリアの存在に感謝しながら大学で充実した学生生活を送り、夢に向かって勉強中です。

Y.Sさん 明治大学 農学部 食料環境政策学科

大学受験を終えた高校3年生の冬、「継続は力なり」という言葉の重みに強く気付かされました。毎日の地道な積み重ねが「合格」という結果となって現れた時の達成感と充実感は一生忘れることはないでしょう。ここまで私を支えてくれたのは、いつも親身になって相談に乗り、励ましてくださった先生方の存在に他なりません。先生方は、諦めずに何事にも挑戦する姿勢を持つことの重要さを教えてくださいました。大学生となった今、セシリアでの6年間で得られたかけがえのない経験が心の基盤となっていることを日々身に沁みながら生活しています。

M.Oさん 日本大学 生物資源学部 獣医学科

私はセシリアで6年間を過ごし、これから生きていく上での大切な土台作りができたと思います。セシリアは本当に温かい場所です。先生方は毎日継続し積み重ねること、諦めないことの大切さを教えてくださり、人を愛する心や感謝する気持ちを育ててくださいました。私は長年の夢を叶えるため将来に向かって進んでいますが、園中で壁にぶつかった時は、セシリアで学んだことは私に前へ踏み出す強さを思い出させてくれます。中高の6年間は人生を決めていく大切な時期です。私はセシリアに出会い、その時間を過ごせたことを幸せに思います。