理事長・学校長から

キリストの教えをもとに、愛の心を育む。

学校法人 大和学園
理事長 利光 康伸

聖セシリアに学ぶ生徒たちは、とても明るく素直です。学校が楽しくてしかたがないといった様子で、よく笑い、よく語り合います。しかし、いったん授業となると真剣な態度を見せ、張りつめた雰囲気をつくります。半世紀余り前、創立者は単に時代に即した学問というだけでなく、時代を超えた人間としての宗教的道徳観、価値観なしに真の教育はあり得ないという信念のもとに、カトリック精神を基盤として、この学園を創立いたしました。

今、伝統と歴史を語る松の緑は、聖セシリアの像を囲み、時代に風化されることなく、豊かな人間性を育むのにふさわしい教育環境のなかに、キリスト教の愛の教えが息づいています。この学園で十代の多感でかけがえのない時期を送る生徒たちは、生きる意味、学ぶ意義を考え、日々の学習や四季を彩る行事を通して学びます。参加協力することの大切さ、努力した結果の達成感、充実感など、さまざまな体験によって目に見えて成長していきます。そして人間らしく生きる喜び、お互いの命の尊さに気づき、他者への配慮へと広がる心の成長を得ます。それは未来につづく幸福の基盤であり、それこそが聖セシリアの中に根づいている、建学以来変わることのない教育理念です。聖セシリアは、この精神の具体化と実現を目指し、たゆまぬ努力を続けています。

「幸せな人」となるために

聖セシリア女子
中学校・高等学校
学校長 森永 浩司

聖セシリア女子中学校・高等学校は、『幸せな人』となるための『心と力の調和』を目指して教育活動を行っています。
「 “より良く生きる” ために子供達を支える心」と、「自分のためだけではなく他者のために役立てることができる確かな学力」のバランスのとれた人格形成を目指します。
好奇心旺盛でがむしゃらに走り続ける中学時代。葛藤を乗り越えながら自分の未来に向かって突き進む高校時代。一度しかない中学時代、高校時代が実り多きものとなるよう、聖セシリアでの学習体験・生活体験を通して自ら学び、 そして仲間と切磋琢磨しながら個々の可能性を大いに伸ばしてほしいと願っています。
子供達が歩む社会は、今後ますます変化し、何が正解なのかが見えにくくなっていくことでしょう。そのような中で、自らが掲げた問題を探究することができるよう、また多様な価値観や個性を認め合いながら、自分らしく豊かな人生を送ることができるよう応援します。

聖セシリアへの期待

聖セシリアはカトリックの女子校ですが、その母体は女子の修道会ということではありません。シスターと呼ばれる修道女の姿はどこにもありません。しかし、修道女のいない分、どのカトリック校よりもカトリックの精神、カトリックの教育理念を大切にしていますし、また修道女のいないかわりに大勢のカトリック司祭が学校にかかわっています。聖セシリアが建学の精神、教育の理念を大切に、二十一世紀の主役となる子女の育成にあたられることを心から期待しています。

カトリック横浜司教区教区長 司教 梅村 昌弘